川崎市、横浜市を中心に東京23区他で中小企業の税務会計コンサルティングを行っています。会社設立、経理業務の効率化、介護福祉事業の支援等お任せください。
音楽業界は、「ノウハウ」よりも「ノウフー」が重要です。
当事務所には、音楽業界で約15年の販売促進やマーケティング業務の経験を持つスタッフが在職しております。税理士事務所では異色のキャリアです。
音楽業界は、「人と人とのつながり」が重要だと言われています。それは、時代が変わっても、音楽ビジネスの最も重要な経営資源が「商品(モノ)」や「役務(サービス)」ではなく「アーティスト(ヒト)」だからです。したがって、テクニカルな「ノウハウ」をご提供するだけでなく、人脈を駆使して「人の力」で伝えていくこと、つまり、「ノウフー(know who)」を重視したコンサルティングが必要だと考えられます。
このコンテンツは音楽業界の現状を踏まえまして、少し趣向を変えて「音楽業界への雑感」という形で掲載させていただきました。音楽業界以外の方でも「マーケティングの一つの視点」としてご興味のある方は、是非ご一読ください。
「音楽業界に強い税理士を探している方」や「音楽業界で会社設立・新規開業を考えている方」で具体的な業務についてご相談されたい場合は、お気軽にお問合せください。
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本来、ノウフー(know who)とは、
といった組織内の人的資源情報を蓄積し、検索できるしくみのこと。専門的なスキルやノウハウを持つ人とそれを必要とする人を、部署間の壁を越えて結びつけることで知識の共有化と有効活用を図る、ナレッジマネジメントには欠かせない要素の一つです。
十数年前に代表税理士が音楽業界に従事していた頃は、CDが300万枚以上も売れる時代もありましたが、現在では、サブスクリプションを中心とした音楽配信の普及し、誰もが手軽に早く好きな音楽に触れることができるようになりました。
ところで、「何百万ダウンロードされた楽曲」と「ひと昔前に何百万枚CDが売れた楽曲」とを比較するとどうでしょうか?全世代への浸透度は前者の方が低いといえます。
自分は、長年、音楽業界に身を置き、今後も「税理士」という立場で何らかの形で音楽業界に関わっていきたいと思っています。しかし、一番気がかりなのは、
今後、世代を超えて支持されるアーティストや楽曲は生まれるのか?
ということです。音楽業界で販売促進やマーケティングの仕事に従事していた時、常に“ユーザー目線”という考え方を大切にしていました(顧客重視という考えは、税理士業でも変わりません)。
「ユーザーが何を欲しているのか?」「ユーザーが何に喜ぶのか?」新人からミリオンアーティストまで常にそのことを意識して取り組んできました。
その視点で考えると、今の音楽業界は、アウトプットの方法が「ユーザーにやさしくない」のです。CD(パッケージ)でも配信(ノンパッケージ)でもどちらのフォーマットでもいいのですが、多様化しすぎています。そして、音楽配信の功罪は様々論じられますが、「音楽の世代間での共有」を断絶してしまったことは間違いありません。
例えば、TVで素晴らしいアーティストや楽曲に出会った時の消費行動を考えましょう。
20代→その場でスマートフォンでダウンロード
60代→翌日CDショップへ→在庫切れ→購入を諦める。もしくはECサイトで検索?
まず、この消費行動の違いが「音楽の世代間での共有」を断絶します。そして、「手に入れるのが面倒」であれば他の趣味を優先することになり一層、「音楽離れ」は加速します。この状況では、おのずと世代を超えたヒット曲など生まれる訳がありません。
もちろん配信によるアウトプットの多様化によって、若い世代は、音楽を低価格で気軽に楽しむことができるという最大の利便性を享受しました。
しかし、その反面、ここ数年、その1年を象徴するような世代を超えて支持された新しいアーティストや楽曲が出現していません。
音楽をできるだけユーザーにやさしくわかりやすく伝える。
「NO MUSIC NO LIFE」とは、素晴らしい言葉で音楽を生活必需品と考える人もいます。しかし、衣食住に直接関係するものではなく、原則として趣味嗜好品です。ですから、生活必需品以上に「ユーザーにやさしくわかりやすいアウトプット」でなければいけません。今の音楽のアウトプットのフォーマットは、全世代的にはわかりにくいのです。
飲料でさえアウトプットのフォーマットはペットボトルと缶の2つが主流です。ならば、音楽はもっとわかりやすくないとダメなのです。
近年、地上波の音楽番組は、ナツメロ特集やカラオケバトルのような企画が多くなり、アーティスト側も過去のヒット曲のカバー作品ばかりリリースしています。ナツメロは、すでにユーザーに支持されているので「わかりやすい」からです。
「フィジカルが強い」アーティストが出現しない。
ひと昔前、「CMタイアップ戦略で実体のみえないアーティスト」が多数出現した時代がありました。最近の配信戦略で売り出している新人アーティストにも似たような雰囲気があります。なぜでしょうか?
ITの進化は、利便性を生むかわりに「Face to Faceの関係」をおろそかにしてしまうという危険性を伴います(これは、自分の現在の仕事でも会計ソフト(IT)の進化を伴いますので、クライアント様に対して気をつけなければいけないと常々感じております)。
このことを最近の新人アーティストに置き換えると「フィジカル(ライヴを中心としたパフォーマンス)」が弱くなってしまっているのです(もしくは、強いアーティストはライヴをビジネスの中心として活動しています)。
かつて、サッカー日本代表の本田選手に対して各メディアが「フィジカルが強い」という表現を多用するようになって以来、この表現はかなり一般化しました。CD不況に入る前に結果を出して何十年も第一線で活躍しているアーティストは本田選手同様に「フィジカルが強い」アーティストばかりです。もっとも最近では、CDなどのパッケージメディアそのものを配信の「デジタル」に対して「フィジカル」と呼ぶそうですが、ここでは上記のような意味で使用させていただきました。
今後、新たに世代を超えて楽曲が支持され、フィジカルが強いアーティストは出現するのでしょうか?
税理士事務所のホームページとはほど遠い内容になってしまいました。また、結論のないとりとめのない文章になってしまいました。「雑感」ですのでお許しください。
音楽は時代とともに人の心に息づいていくものであって欲しい。
そう願っております。音楽に対して熱い気持ちをお持ちの方は、是非一度、お問合せください。非力ながらお力添えができればと思っております。
ビジネスモデルがB to B、B to Cのどちらの業種であっても、マーケティングの一つの視点として“ユーザー目線”という考え方は、非常に重要です。アウトプットの段階で
「ユーザーはその商品やサービスをそのフォーマットで本当に必要としているか?」
「送り手側の自分本位・自己満足になっていないか?」
をユーザーの立場になって再考、再確認してみてください。販売促進上の“戦略のヒント”が見つかるかもしれません。
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